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原子力安全技術センター*
PNC TJ1545 91-002, 120 Pages, 1991/03
本報告書は、放射線被ばく事故時の被ばく線量を評価する場合、被ばく者の生体から得られるバイオサンプル(例えば血液リンパ球、毛髪、爪、尿など)により評価する方法も有効な手段となるため、これらバイオサンプルを使用した被ばく線量評価に関する国内外の現時点での研究動向を取りまとめたものである。内容としては、バイオドシメトリーの定義を明確にしつつ、各バイオサンプルごとに被ばく線量評価がどの程度可能かについて述べてある。また、バイオドシメトリーを用いた事故事例についても紹介した。
井上 義教; 備後 一義; 藤田 稔
保健物理, 10(2), p.73 - 77, 1975/02
臨界事故時の被爆線量を生物学的に推定するために、臨界事故時に発生する核分裂中性子+線の線量と人血中の末梢リンパ球の二動原体染色体+環境染色体の発生率との間の関係を求めた。静脈血5mlを371Cの温水の入った簡易ファントーム中にいれ、原研4号炉の照射設備を用いて出力200kWで、5, 10, 20, 30, 40分間照射した。これに対応する吸収線量は、中性子については5,10, 20, 30, 40ラド、混合-線については22, 43, 86, 129, 172ラドであった。50時間培養後染色体異常を調べた。最小二乗法を用いて得られた結果から実験式Y=0.0018t1/2を得た。Yは染色体異常発生率、tは照射時間(分)である。核分裂の際生ずる線をCo-60の線で近似して、中性子によって誘発される染色体異常発生率と線によって誘発される染色体異常発生率を分けようと試みたが、より高い線量で矛盾が生じ、両者を分けることができなかった。